新しい家族介護のマニュアル出版

この度、新しい家族介護のマニュアルが上梓されました。

藤腹明子著 母に学ぶ 『家族介護の心得と作法です13か条』です。青海社2、000円(本体)

著者自身が10年間、老齢の母を介護し、その体験から、家族介護のあり方を13か条に纏めた好著です。著者の経歴は、看護婦、看護学校教員、佛教大学仏教学科の通信教育卒業、看護短期大学教員、最終的には淑徳大学の客員教授を勤めました。

その間、看護大学を、母の介護のために辞めて(介護離職)、家庭にて母の介護に尽くしました。著者は看護や仏教を学んだ経験から、家庭看護にも看護や仏教理念を随時取り入れています。

本書では、あとがきに、次のように書いています。

介護における苦労や試練を経験すると、人は他者に対してやさしくなれるような気がします。また、介護は自らの死生観を育んでくれるようにも思います。いつか自分が介護される立場になったとき、してほしいことと、してほしくないことをきちんと相手に伝えることができ、また、相手の介護に対して、こころからの「ありがとう」の言える自分でありたいと願っています。

現代は施設介護から、家族介護の時代になりつつあります。本書から多くのことを学んでほしいと願います。

 

 

 

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大日寺住職の交代について

住職の交代について、真宗大谷派九州教区豊前中津組大日寺
去る6月28日、本山における住職修習において、住職を若院(吉元信暁)に継承いたしました。ただし、新住職は九州大谷短期大学に勤務しておりますので、当面、法務は、法要等重要な儀式のみにして、平常の法務は前住職が従来どおり、執行いたすことになりました。もちろん新住職として新たな決意をしておりますので、今後とも宜しくお引き立ての程お願い申し上げます。
    令和3年7月3日 宗教法人大日寺前住職 吉元信行
石橋義秀、柳衛 悠平、他87人
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中津ビハーラの会第145回例会要旨報告

1月25日(土)午後4時より、いつもの「ギャラリーこうひいや」にて、第145回の例会を開催しました。行橋、日田、耶馬渓と遠方よ三人の参加あり、近方の世話人は枕経と通夜が重なり、ささやかな会となりました。

1.寺ではなく地域の門徒さん宅の報恩講が日田で行われていることの報告があり、中津ではないのにみんなびっくりしていました。ただし、日田では月忌参りがないそうです。寺での報恩講の事例報告。
2.河合隼雄先生が、仏教と神道に興味があったことの報告がありました。
3.念即生について。
4.正定聚について。還相回向との違い。
5・本派本願寺派のかたに、案外大谷派関係の先生を評価する人が多い。例えば、曽我量深、金子大榮、安田理深、清沢満之、鈴木大拙など。清沢以外は晩年に大活躍した先生方である。我々はその年にも至らず、頑張らなくては。
6.「病院で念仏を称えないでください」の意味について。
7.アウトアシスプランについて。会議をするかしないかの問題。
8.終活の話し合いを如何にするか。
9.「いそぎ仏になりて」とはどういうことか。
10.念仏をする生活が浄土である。
11.以下いろいろな議論がありました。
※ 次回:2月29日(土)の予定。

 

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中津ビハーラの会第145回例会案内

中津ビハーラの会第145回例会案内です。
宜しくお願い致します。
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甲斐 之彦 九拝
Kai Shigen

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中津ビハーラの会第144回例会要旨報告

12月21日午後4時より、コウヒーヤにて中津ビハーラの会第144回例会を開催しました。
今回は珍しく、3年前まで常連で出席していて、京都に移った男性看護師が出席しました。
1.「坊主バー」(『社寺Now』Vol.28)についての報告。「バー」という用語についてどうか?
2.西本願寺系の中津におけるビハーラ活動について。
3.寺の収入について、税務の問題。
4.ある脳幹出血の患者の事例。
5.死に方について、即身成仏の儀礼についてどう思うか?
6.延命治療の問題点。
7.寺院にAEDを置くべきではないか。
8.風邪の熱に対する医師の対処の仕方について。
9.救急車で蘇生処置を断る患者がいることをどう思うか。
10.地域病院の共有、中津市民病院について。
11.ヘリコプターによる緊急搬送について。
12.訪問看護の問題点。
13.その他いろいろ。
※ 次回は1月25日の予定。

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中津ビハーラの会第144回例会案内

中津ビハーラの会第144回の案内です。皆さんご出席をお待ちします。

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中津ビハーラの会143回例会案内

中津ビハーラの会第143回例会案内です。
よろしくお願い致します。
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甲斐 之彦 九拝
Kai Shigen

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中津ビハーラの会第143回例会要旨報告

11月16日午後4時より、中津ビハーラの会第143回例会を開催しました。今回は常連の2名が欠席しましたが、新たに耶馬渓町のお寺の前坊守さんや時々来られる大分の会員が加わり、活発な議論が交わされました。最初はその前坊守さんの複雑な家庭事情を聞き、それに対する意見の交換が行われました。大分の会員はある南伝仏教のグループに加わっており、そのグループと既成教団との軋轢など複雑な問題について議論しました。
それから、ビハーラの問題に移り、在宅医療の問題、在宅医療の困難な問題点、そこにおける宗教者の関わりについて議論しました。アメリカやヨーロッパでは病院にチャプレンがいて、宗教的ケアがなされているが、日本ではなかなかそこまで行かないことが問題になりました。ただ、地味ではありますが、西本願寺などではビハーラ病棟を作ったり、それなりの関わりのなされていることも報告されました。
メンバに医師がいますので、開業医の末期医療の問題点や、勤務体制の問題も提起されました。在宅看護が増えていくにつれて、スタッフの不足の問題も議論されました。
※ 次回:12月21日(土)午後4時から。できるだけ大勢の参加を期待しています。

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中津ビハーラの会第143回例会案内

中津ビハーラの会第143回例会案内です。
よろしくお願い致します。
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甲斐 之彦 九拝
Kai Shigen

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中津ビハーラの会第142回例会要旨報告

10月19日(土)午後4時より、こうひいやにて、中津ビハーラの会第142回例会を開催しました。少人数であったため、問題を一つに絞って議論しました。
ある病院(個人経営)の院長が急死したため、事務長である会員はその処理に追われました。院長の実家は遠方であり、単身であるため、近くの親族が集まって、こちらで家族葬をして、遺骨を実家に持っていくことになりました。ただ、事務長は経営にも関わっており、複雑な事後処理に追われています。病院は個人経営であったため、閉院ということになり、事務長を含めて看護師のその後の問題もあり、色々と議論しました。看護師は再就職ができるとしても、事務長は年齢的に再就職は無理であるので、幸い曹洞宗の僧籍を持っているので、今後道場に入って、研修をして住職になる資格を取るなどの方法が考えられています。
その後、人間の死について様々な議論が交わされました。
※ 次回:11月16日、午後4時より、こうひいやにて。

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